HARI-Symposium #3 “市中の未来:伝統・SF・人間拡張の交差点”

2020年8月1日より,東京大学大学院情報学環 暦本研究室はソニー、凸版印刷、京セラ、ティアフォーと「ヒューマンオーグメンテーション社会連携講座」を開始いたしました。今回は、クロージングシンポジウムとして、オンラインシンポジウム “市中の未来:伝統・SF・人間拡張の交差点”を実施いたします。
招待講演には日本人では誰よりもはやくApple Vision Proのデモンストレーションを体験したフリーランスジャーナリスト・コンサルタント 林信行氏,SFを通じて問題解決の突破口を開く手法であるSFプロトタイピングを国内に根付かせた慶應義塾大学理工学部管理工学科准教授/筑波大学システム情報系客員准教授 大澤博隆氏,華道・茶道・香道など伝統芸能にHCI技術を融合させた研究を手掛ける 東京大学大学院 情報学環 助教の横窪安奈氏をお迎えし,人工的・機械的要素を有しながらも長閑なくつろぎを提供する、 市中の山居といえるようなハイエンドな交差点に情報技術がどう貢献できるかについて議論します。

日時:2023年7月28日(金)17:00 開演
場所:オンライン(Zoomによる聴講形式 Youtube Liveでの配信も予定)
お申込み:リンク先よりお申込みくださいますようお願いします。

タイムテーブル


17:00 開会挨拶
17:10 招待講演①
林信行(フリーランスジャーナリスト・コンサルタント)
「身体や伝統の延長線上「地続きの未来」から豊かさを探る」
17:30 招待講演②
大澤博隆(慶應義塾大学理工学部管理工学科准教授/筑波大学システム情報系客員准教授)
「SFは人の想像力をどのように広げるか」
17:50 招待講演③
横窪安奈(東京大学大学院 情報学環 助教)
「伝統芸道に親しむためのコンピュータアプリケーションへの展開」
18:10 パネルディスカッション
18:40 閉会挨拶

招待講演①:
「身体や伝統の延長線上「地続きの未来」から豊かさを探る」

林信行(フリーランスジャーナリスト・コンサルタント)
<プロフィール>
グッドデザイン賞審査員。金沢美術工芸大学名誉客員教授。1990年、IT最前線を取材するジャーナリストとして取材活動を始めアップルやグーグルの創業者など今日のコンピューター業界の礎を築いてきた人々をインタビュー。数多くの著書を執筆。2000年以降はテクノロジーは必ずしも人々を幸せにしていないと考えを改める。現在は「22世紀に残すべき価値」をキーワードにデザイン、アート、伝統産業など幅広い領域の取材をし、さまざまな媒体で発信を行っている。

招待講演②:
「SFは人の想像力をどのように広げるか」

大澤博隆(慶應義塾大学理工学部管理工学科准教授/筑波大学システム情報系客員准教授)
<プロフィール>
2009年慶應義塾大学大学院理工学研究科開放環境科学専攻博士課程修了。2022年より、慶應義塾大学理工学部管理工学科准教授/筑波大学システム情報系客員准教授、HAI研主宰者。ヒューマンエージェントインタラクション、人工知能の研究に幅広く従事。共著として「人狼知能:だます・見破る・説得する人工知能」「人とロボットの〈間〉をデザインする」「AIと人類は共存できるか」「信頼を考える リヴァイアサンから人工知能まで」「SFプロトタイピング: SFからイノベーションを生み出す新戦略」など。監修として「アイとアイザワ」「SF思考 ビジネスと自分の未来を考えるスキル」など。人工知能学会、情報処理学会、日本認知科学会、ACM等会員、日本SF作家クラブ第21代会長。博士(工学)。

招待講演③:
「伝統芸道に親しむためのコンピュータアプリケーションへの展開」

横窪安奈(東京大学大学院 情報学環 助教)
<プロフィール>
1986年生。2011年にIPA未踏ユース事業に採択。2012〜2017年までキヤノン株式会社にて研究開発業務に従事。 2015年Turku University of Applied Sciences(フィンランド)客員研究員を経て、 2017〜2023年まで青山学院大学 理工学部 情報テクノロジー学科 助手及び助教。 2023年から東京大学大学院 情報学環 助教。博士(理学)。